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フランス・アラカルト 第8回 フロベールの手紙を読む

2015-12-26(土)15:00 - 16:30 JST

入江アカデミア(深谷てててて編集局) 

埼玉県深谷市深谷町10-28

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「人生を耐える唯一の手段は、果てしなき饗宴に酔い痴れるように、文学に酔い痴れることです。」

『ボヴァリー夫人』(1857年)で、わが国でも少しは名前を知られている、19世紀フランスの小説家フロベール(Gustave Flaubert,1821-80)は、発表された作品こそ、決して多くありませんが、遥かに浩瀚(こうかん)な書簡の山を残しました。
少年時代から最晩年まで、さまざまな相手に向かって書かれた、膨大な量の私的な手紙は、相手(との交遊関係)を知らない読み手にとって、退屈である場合が多いのですが、時として冒頭に挙げたような、黒曜石の光芒を放つ名文句が埋もれていて、推敲と呻吟の末に完成を見た作品群を補完するかたちで、汲めども尽きせぬ豊かな鉱脈をなしています。
今回は、その書簡集の中から選りすぐった、モラリストも顔負けの、人間そして人生への、深い洞察をきらめかせる断片を、幾つかご紹介します。
(写真は、フロベールの愛人であった詩人ルイーズ・コレ)

講師: 橋本順一先生(慶應義塾大学名誉教授)
1948年(昭和23年)深谷市(旧豊里村)生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。1982-84年、フランス政府給費留学生としてモンペリエ大学、パリ第III大学に学ぶ。専門は19世紀フランス文学。とりわけフローベールが研究対象。最近は映画も。現在、慶応義塾大学名誉教授。
主要訳書に『レイモン・サヴィニャック自伝』、『ルイ十六世』(共訳)、『ドラキュラ・ホームズ・ジョイス―文学と社会』(共訳)

コミュニティについて

入江アカデミア

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橋本順一先生(慶應義塾大学名誉教授)による『フランス・アラカルト』は、2016年度(平成28年度)で第4期目を迎えます。本年度からは教室が下記住所に変更になりますのでご注意ください。 場所:埼玉県深谷市緑ケ丘18-2

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