入江アカデミア(深谷てててて編集局)
埼玉県深谷市深谷町10-28
Blaise Pascal(1623-62)は、自然科学と哲学とりわけキリスト教護教論において、目覚ましい論考を遺した天才です。パスカルの原理は、今や中学生にも知られていますが、神の存在を証明しようとしつつ、その過程で人間観察を深めた、モラリストでもあります。今回は有名な、「人間は一本の葦にすぎない」に始まる文章を含む、その遺稿集『パンセ』から、異教徒たる私たちにも理解可能な、普遍性のある、含蓄に富んだ文章を拾い出して、その思想の一端に触れてみたいと思います。
講師: 橋本順一先生(慶應義塾大学名誉教授)
1948年(昭和23年)深谷市(旧豊里村)生まれ。慶應義塾大学文学研究科博士課程満期退学。1982-84年、フランス政府給費留学生としてモンペリエ大学、パリ第III大学に学ぶ。専門は19世紀フランス文学。とりわけフローベールが研究対象。最近は映画も。現在、慶応義塾大学名誉教授。
主要訳書に『レイモン・サヴィニャック自伝』、『ルイ十六世』(共訳)、『ドラキュラ・ホームズ・ジョイス―文学と社会』(共訳)
橋本順一先生(慶應義塾大学名誉教授)による『フランス・アラカルト』は、2016年度(平成28年度)で第4期目を迎えます。本年度からは教室が下記住所に変更になりますのでご注意ください。 場所:埼玉県深谷市緑ケ丘18-2
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